会長挨拶

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IFTジャパンセクション

会長 熊澤義之(東京薬科大学)

 

2024年9月よりIFTジャパンセクション会長の任を拝しました熊澤義之と申します。これからの2年間、会長として多くの諸先輩により築き上げられてきた本セクションがより発展できるよう尽力して参りたいと思います。

IFTジャパンセクションは、米国IFT同様にアカデミア及び企業メンバーから成る団体であります。構成メンバー的には、企業メンバーが多くを占める点で、食品科学工学会をはじめとする他の食品関連学会団体とは異なる位置づけと考えられます。そのような特徴の中、メンバーがメリットを感じることが出来るような取り組みをより進めていくことを心がけていきたいと考えております。

IFTジャパンセクションの活動の中心は、最先端の研究やトピックスに関連する年2回の講演会とテーマを決めた米国内施設訪問見学を含むIFT年次大会ツアーです。今後もこれらは活動の中心となりますが、近年コミュニケーションが増加してきた米国公的機関やIFT本部との関係を維持発展させ、メンバーが何らかの成果を得られるようにすること、IFT誌(Journal of Food Science)編集への参画と国内研究者報文化支援、一時的にコロナのために激減した情報交換会を含めた対面コミュニケーションの活発化等を行っていきたいと思います。私個人的には食品分野の企業、大学に所属しながらこれまで30年以上IFTのメンバーとして存在して参りました。関わりの度合いは都度変化していたように思いますが、多くの人との交流機会増によるネットワーキングは大きなメリットであったように思います。

1957年に設立されたIFTジャパンセクションは、2027年には創立70周年を迎えます。改めてその歴史の長さと、セクション運営にご尽力された皆様に敬意を表します。70周年を記念する行事に関しましては、記念講演、記念誌の発行を中心として検討準備を開始していきたいと思います。今後とも皆様のご厚意ご協力の程どうぞよろしくお願い致します。簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。

熊澤義之